グランドオーストリアホテル:レビュー&ルール

ボードゲーム

はじめに

こんにちは、りんご飴です。

皆さんはGo to トラベルキャンペーンを利用してどこか素敵な宿に泊まりましたか?

私は、普段では行かないようなリッチでゴージャスな三つ星ホテルに行き、経営者として様々なお客さんや優秀なスタッフを集め、誰よりも素敵なホテルを経営してきました笑

そんな素敵なホテルの名は「グランドオーストリアホテル」と言う、ホテル経営を題材にしたボードゲームです!

実際の海外のホテルへは中々行けそうにもないですが、このゲームを通して素敵なホテルを訪れた気分になれたらいいなと思います!(ホテル経営者目線ですが笑)

ゲームの概要

プレイヤーはオーストリアのウィーンでホテルの経営者となり、自分のホテルを大きくしようとお客様を招き入れます。客室を増やし、宿泊客の要望に合う料理や飲み物を提供したり、優秀なスタッフを雇ったりします。

皇帝も時々このホテルへ訪れます。その皇帝に敬意を払うことを忘れると評判が落ち、ペナルティを受けてしまいます。

様々な困難を乗り越え、オーストリアで最大のホテルへと成長させましょう!

デザイナーはシモーネ・ルチアーニ氏とヴィルジーニョ・ジーリ氏の共作です。

ルチアーニ氏は「マルコポーロの旅路」や「ツォルキン」の作者で、当ブログでも「バラージ」「マスターオブルネッサンス 」の作品を紹介しています!

ジーリ氏の作品は未プレイであまり詳しくはないのですが、「コインブラ」や「アルマ・マータ」などの学校系な作品が多い印象ですが、いつかプレイできたら記事にしてみます!

このゲームはダイスプレイスメントのメカニクスを採用しており、限られた条件のダイスを駆使して自分の個人ボードであるホテルを発展させていきます。

ラウンドごとにダイス運による行動の制限がありますが、得点を稼ぐ手段が多く、他のプレイヤーとバッティングしないように自分の得点に繋げられるかが重要です。

ただ、このゲームではお金が非常に重要で、何をするにしてもお金がかかります。宿泊客を呼ぶ・料理を運ぶ・部屋を用意する、と言ったように経営が大丈夫なのかと心配するホテルはなかなかありません笑

それでも宿泊客のボーナスやスタッフの能力、皇帝のボーナスを獲得して一流のホテルへ発展するように上手く立ち回ってみましょう!

ゲーム名 グランドオーストリアホテル
プレイ人数 2〜4人
プレイ時間 60〜120分
対象年齢 12歳〜
ジャンル ダイスプレイスメント・セットコレクション
販売時期 2015年〜
ゲームデザイン ヴィルジーニョ・ジーリ・シモーネ・ルチアーニ

内容物

コンポーネントはそれほど多くなく、プレイスペースもそれほど広くはありません。

ゲームボード

広々としたホテルの庭を描いたゲームボードです。ボードの周りには勝利点トラックが描かれています。

アクションボード

アクションボードは受付を連想させます。ここにはダイスを配置して、宿泊客の要望に応えたりスタッフを新たに雇うのに必要なアクションを手番ごとに選択します。

個人ボード

個人ボードは上部に描かれた昼と夜の面があります。夜の面は共通で同じ部屋の配置となっており、昼の面はボードごとに部屋の配置が異なります。慣れてきたら昼の面でプレイするとより面白いでしょう!

目標カード

目標カードは1ゲームでA〜Cまでの3枚をランダムに使用します。各カードにはアイコンで目標が描かれていて、達成したプレイヤーから順にマーカーを左詰で配置します。(1枚のカードに置けるマーカーは各自1個までです。)条件が達成されていたら、手番中に何個もマーカーを配置することも可能です。

スタッフカード

スタッフカードは基本的に最初にドラフトして選んだカードか入門用のカードしか手元になく、宿泊客の効果や皇帝のボーナスなどでスタッフカードの山札から引くことでしか追加されません。

スタッフカードの効果は4種類あります。

・1回のみ

・1ラウンドに1回

・永続

・ゲーム終了時

スタッフの効果は強弱があり、効果の強いものはコストが高い傾向があります。

手番順タイル

手番順タイルはスタートプレイヤーが1の目が書いてあるタイルを受け取り、時計回りに2〜4のタイルを受け取ります。

プレイ人数に応じてタイルの数字は変わります。

タイルには画像のように手番中に選択したダイスを面を変えずにタイルの上に配置します。

これで現在の手番が誰なのか分かりやすくなります。

ラウンドが終了したらタイルを時計回りに渡します。

ゲームの準備

ゲームボードの準備

1.ゲームボードを中央に、その隣にアクションボードを置きます。

2.ゴミ箱タイルと勝利ポイントタイルをボードの脇に置きます。

3.4種類の料理・飲み物コマもボードの脇に置きます。

4.顧客カードをよく混ぜて裏向きの山を作ります。山札の上から5枚引き、表向きでゲームボードの顧客マスに並べます。

5.スタッフカードをよく混ぜて裏向きにしてボード脇に置きます。

6.目標カードをA・B・Cの山に分けてよく混ぜ、ランダムに1枚ずつ引いてゲームボード上の目標カードマスに配置します。

7.皇帝タイルをA・B・Cの山に分けてよく混ぜ、ランダムに1枚ずつ引いてゲームボード上の皇帝タイルマスに配置します。

8.客室タイルをボード脇に置きます。

9.ダイスをスタートプレイヤーがプレイ人数に応じた個数全て振り、最初のアクションマスに配置します。

  • 2人プレイ時:10個
  • 3人プレイ時:12個
  • 4人プレイ時:14個

10.手番順タイルは背面に描かれているプレイ人数に応じたものを使用します。

11.ラウンドトラックの1のマスにマーカーを置きます。

プレイヤーの準備

1.各プレイヤーは概要カード、ホテルボード、自分の色のコマを6個受け取ります。コマを皇帝トラックの0のマスに1個配置します。勝利点トラックの0のマスにも1個置きます。

2.自分のホテルボード上のお金トラックの10のマスにマーカーを1個配置します。各プレイヤーは10クローネを持ってゲームを始めます。

3.コーヒー、ワイン、ケーキ、シュトルーデルを1個ずつ受け取り、個人ボードの厨房スペースに配置します。

4.6枚のスタッフカードを引いて、手札とします。

※ 入門ルールならA〜Dの文字が描かれたカードを使用する

ドラフトを採用するなら、6枚引いて1枚選び、残りを時計回りで渡してその中からまた1枚選んで、計6枚になるまで続けます。

スタートプレイヤーをランダムで決め、スタートプレイヤーは手番順タイルの1を受け取ります。

その後、他のプレイヤーは時計回りに2〜4と順に受け取ります。

最後のプレイヤー(1番大きい数字の手番順タイルを持つ)から反時計回りから、ゲームボード上の表になっている顧客カードから1枚選んで、コスト無しで自分のカフェに配置します。

残った顧客カードをスライドして、山札から補充して次のプレイヤーも同じように選んでカードを配置します。

全員が配置し終えたら各プレイヤーは客室タイルを3部屋まで選びます。

受け取った客室タイルは自分のホテルの同じ色に配置します。最初の配置は左下から始めなければいけません。続く配置はそれに隣接するように配置します。配置する時にコストが必要な部屋は、左端に描かれたお金を支払って配置します。(部屋タイルは表の面を上にします)

ゲームの流れ

ゲームは7ラウンドで終了し、3・5・7ラウンドの終わりには皇帝の得点計算が行われます。

各ラウンドの開始時にスタートプレイヤーが、全てのダイスを振って出目に分けてアクションボードに配置します。

手番にできること

手番にできることは2つあります。

1.ゲームボードから顧客カードを1枚獲得する(任意)

2.選択したアクションを行うためにダイスを1つ取る(必須)追加のアクションを行えます。

1.ゲームボードから顧客カードを1枚獲得する

このアクションは任意で行えます。欲しい顧客カードがない場合は行わなくても大丈夫です

自分の手番開始時にゲームボードにある5枚の顧客カードの中から1枚獲得できます。

獲得する際にコストが必要なら支払わなくてはいけません。

獲得したカードは自分のカフェに配置します。もし、カフェに空きがない場合は獲得することができません

獲得して空いたマスに山札から1枚引いて補充します。

2.選択したアクションを行うためにダイスを1つ取る

このアクションは必須です。

ダイスが最低1つはあるアクションマスを選択し、アクションを実行します。

ダイスの数から行うアクションの価値が決まります。

選択したダイスを1つ取り除いて、自分の手番順タイルの小さい方の数字の上に置きます。

各アクションの詳細

1の出目

ダイス1つにつき、シュトルーデルかケーキを1個取ります。

組み合わせは自由ですが、シュトルーデルよりケーキを多く取ることはできません。

2の出目

ダイス1つにつき、ワインかコーヒーを1個取ります。

こちらも組み合わせは自由ですが、ワインよりコーヒーを多く取ることはできません。

※ 料理や飲み物を獲得した時は、いつでも顧客カードの上に注文を満たすために配置することができます。残りのコマは厨房に置きます。

つまり一度厨房に置いてしまった料理を宿泊客カードの上に配置する場合は1クローネの支払いが必要です。(料理1個につきではなく一度に3個までです)

3の出目

ダイス1つにつき、客室を1つ用意します。色は選択できますので、受け取ったらホテルボードの部屋に置きます。配置するにはルールがあります。

  • 客室タイルは既に置かれているタイルに隣接して配置しなければいけません。
  • 客室タイルは表面(案内人がいる面)にして配置します。
  • 客室を置く階によるコストを支払わなくてはいけません。
  • 客室タイルの色はボード上の色と一致していないといけません。
4の出目

ダイス1つにつき、皇帝トラックまたはお金トラックのマーカーを1マス進めます。

進める数を分割して両方進めることもできます。

5の出目

スタッフカードを1枚のみプレイできます。

このマスのダイス1つにつき、手札のスタッフカードのコストが1クローム安くなります。残りのコストはお金で支払います。コストがマイナスになってもその分お金が増えることはありません。

※ スタッフカードを新たに追加する場合は、何らかの効果が必要です。

6の出目

1クローネ支払って他の5つのアクションのどれかを行えます

効果は6の出目のマスにあるダイスの個数を使ってアクションを行います。選んだマスのダイスの個数ではありません。

追加アクション

自分の手番に追加のアクションを行うこともできます。

  • 1手番に1回1クローネを支払って選択したアクションマスのダイスを1個分多く数えることができます。
  • 1クローネ支払い自分の厨房から料理や飲み物を3つまで顧客カードの注文へ配置することができます。
  • 目標カードの上に円盤コマを配置できます。
  • 1ラウンドに1回使用可能なスタッフカードを使用できます。プレイしたカードは裏向きにします。
  • 注文を満たした顧客カードを空いている客室に移動して宿泊させます。プレイヤーはすぐに勝利ポイントと顧客の報酬を獲得できます。顧客カードは同じ色の空いている客室にのみ移動できます。客室タイルを裏返して、顧客カードは捨て札の山に置きます。(同じ色の客室がない場合は、このアクションを行えません。顧客カードはカフェに居続けます。)

ダイスを1個分多く数える追加アクション以外は、手番中に何度でも行えます。

手番が終了したら、次に手番順タイルの見えている数字が小さいプレイヤーが手番を行います。手番を2回連続で迎えるプレイヤーもいます。

パス

手番を行う代わりにパスすることもできます。アクションマスに残っているダイスが少なく、やりたいことがない場合に起こります。

パスを行なったプレイヤーは、他のプレイヤーがパスするかアクションを2回行うまで待ちます。

パスを行なったプレイヤーの中から手番順タイルの数字が小さいプレイヤーが、ダイスを回収して1個減らして降ります。ダイスはまた各アクションマスに配置します。

全宿泊ボーナス

あるグループの客室を全て使用済みにしたら、グループのサイズと客室タイルの色に応じたボーナスを獲得できます。

ホテルボード上にある表に従って、黄色の客室は皇帝トラック・青の客室は勝利ポイント・赤の客室はお金のボーナスを獲得できます。

画像では左下の青が1枚宿泊をして達成しているので2勝利点を獲得します。すぐ隣の黄色は3枚達成しているので6マス分皇帝トラックを進めます。獲得できるタイミングは、部屋が宿泊中になった時で各箇所、一度だけです。

目標カード

自分の手番で目標カードの条件を達成していたら、マーカーを1つそのカードの最も価値の高いマスにおきます。各目標カードは1枚につき1つしかマーカーを配置できません。

ラウンドの終了

各ラウンドの最後にプレイヤーはスタッフカードを表にします。

手番順タイルを時計回りに渡します。新しいスタートプレイヤーは全てのダイスを受け取って、ラウンドマーカーを1つ進めます。

皇帝の得点計算

3・5・7ラウンド終了時に皇帝の得点計算を行います。

皇帝トラックにある自分のマーカーを確認して、下に書かれている得点を獲得します。

その後、3ラウンド目ならー3、5ラウンド目ならー5、7ラウンド目ならー7とマーカーを戻します。戻した後にトラックの3マス以上のところにいたらボーナスがもらえ、1・2マスなら何ももらえず、0マスにいたらペナルティを受けます。

画像の場合、3ラウンド目の得点計算で青のプレイヤーは3マス戻り「3」の所に止まるのでボーナスを獲得できます。紫のプレイヤーは3マス戻り「0」の所に止まるのでペナルティを受けます。

次のラウンドからは今戻された所からスタートします。

ゲームの終了・得点計算

7ラウンド終了時には皇帝の得点計算と最終得点計算を行います。

・「ゲーム終了時」に効果を発動するスタッフカードの勝利点を得ます。

・宿泊済みの客室から勝利ポイントを得ます。

1階 1点
2階 2点
3階 3点
4階 4点

・1クローネにつき1勝利点、厨房に残っている料理や飲み物1つにつき1勝利点を獲得します。(顧客カードの上にあるコマからは得点を獲得できません)

・カフェに残っている顧客カード1枚につき5勝利点を失います

最終得点計算を終えて最も多くの勝利点を得ているプレイヤーの勝利となります。同点の場合はより多くの料理・飲み物・クローネを持っているプレイヤーの勝利となります。

ゲームの感想

このゲームはまだ完全日本語版が出ていません。流通しているのには日本語訳の説明書が付いており、アイコンである程度は把握できますが、スタッフカードの名前や効果を調べるのに少し苦労します。

和訳されたシートがネットにあるようなので、シール上にしてカードに貼ろうかと思っています!また、スタッフカードや宿泊客カードの詳細一覧やおすすめカードについても今後の記事でまとめようと考えていますので、そちらもご覧ください!

ダイスはスタートプレイヤーが振り、それを共通のボードから選択しますので、運要素が強いゲームかなと思いましたが、プレイしてみると与えられた条件(ダイスの出目と言う限られた選択肢)から、いかに自分にとって有利な選択をするか戦略的な部分も見られます。

このゲームでは未だに定石な勝ち方が見られていませんので、プレイするたびに戦略が変わるリプレイ性の高い面白いゲームだと思います。

ただ、スタッフカードの強弱ははっきりと出ますので、それが引けるか、引くために必要な宿泊客カードを獲得したり、部屋を用意できるか皇帝のボーナスを受けれるかと言った手間はかかりますが、どれも勝利点に繋がる行為なので、けして無駄な手ではないと思います。

皇帝トラックの進みについては余程美味しいボーナスではない限り、1・2マスに止まれる計算をして進める方が、他のアクションに集中して得点を伸ばした方がいいと思います。

収納

私が持ち運ぶ際に使用している収納術をご紹介します! もし他にオススメのグッズや収納方法があれば是非ご紹介お願いします!

ボード類はB5サイズのクリアケースに説明書込みで全て収納できました。

カード類は入門ルールでやる場合はA〜Dごとに分けてジップロックに入れます。そこにプレイヤーコマも色ごとに分けて、初期資源の4個も入れておきます。これで入門ルールで遊ぶ場合は手間がかかりません。(プレイヤーコマの色は好きに替えて下さい)

残りのスタッフカードと宿泊客カードはボックスに入れましたが、少ないのでこれもジップロックでもいいかもしれません。

タイルやコマ類はセリアの小分けの収納箱を利用しました。全て綺麗に配置&収まったのでシンデレラフィットです笑

おわりに

「グランドオーストリアホテル」いかがでしたか?

Go to トラベルな気分でホテルへ行ったら宿泊をするどころか、むしろ経営する側になってしまったと思うのですが、一流のホテルへ発展させるためにはこんなにも頭を悩まして苦労する楽しみがあることがわかりましたね?笑

実際にホテルで働く人たちには感謝しかありません!

私も今後ホテルへ泊まる際には、料理が運ばれてきたら誰かが1クローネ支払ってくれたんだなとか、受付で長時間待たされたらそのダイスが出てなかったのかと気長に待つようにします笑

現在このゲームは定価よりも高くなっていて入手しづらいと思いますが、もしプレイできるようでしたら是非遊んでみて下さい! 海外では拡張版が出るとの噂を聞きましたので、もしかしたらそのタイミングで再販されるかもしれませんので要チェックです!

今回、バージョンの関係で画像に文字や記号を付けることが出来ず、文章と画像だけで説明する形になってしまいすいません。環境が整い次第、記事を再編集してより見やすくします!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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